歴史閲読のお供その1

三国志とかその辺の歴史を取り扱った本を読んでいると、古い言い回しや故事、その他いろいろな、普段はあまり目にしない単語が頻出します。読み方がわからない単語も偶にあります。

どうも毎回、同じ単語で検索している気がするので、自分用に辞書化しちゃおうと思いました。

ちゃんとした意味はちゃんとした辞書に任せるとして、こういう意味に捉えておけばよいかな、程度でまとめてます。当たっているかは定かではありません。

讒言

ざんげん。

簡単にいうと”悪口”。ただ、目上の人に告げ口というような意味を含む。事実かどうかは重要じゃなく、特定の人を貶めるときに使う。

皇天后土

こうてんこうど。

「天を治める神と、地を支配する神」とかそういう意味らしいが、要するに”天と地”。

四面楚歌

しめんそか。

四字熟語としては有名なほうで、周り中が敵だらけという意味なのは知っていましたが、”四面”はともかく”楚歌”って何だろうということでリストアップ。

その昔、”楚”の国の項羽が”漢”の軍に追われ、四方を囲まれ追い詰められたとき、嘆き悲しみ憤りながら詩を歌うのが四方の漢軍に届いた、といったものだそうです。

てっきり、四方から楚歌というのが聞こえるくらい絶体絶命の状況だと思いましたが、実際には逆なんですね。

吶喊

とっかん。

戦場で大声を上げて士気を上げたりすること。「ときの声」というやつですね。文字通り「突貫」という意味もあるそうです。特別環境保全事務局とは無関係です。

要諦

ようてい。

物事の肝心な部分。”諦”は「諦観」「諦視」といった、本質を捉えるような意味合いの熟語で使われる漢字のようです。

逼塞

ひっそく。

門を閉ざして引きこもること。”逼”は「逼迫」などに使われる漢字で、状況が差し迫っていることを含むようです。

鎧袖一触

がいしゅういっしょく。

蹴散らすこと。”鎧”の”袖”が一触れするだけで勝ててしまうほどの意。

鋒矢の陣

ほうしのじん。

矢印”↑”のような陣形で一転突破を狙う際に組まれる陣。大将は後方に構えているため、正面以外からの攻撃には弱いので、寡兵で敵陣を突破するなどの退却、脱出時などに使われることが多いのかな。

なお、「蜂矢の陣」と書かれていたりもするが、同じものだろうか。

士大夫

したいふ。

ある時代の中国での階級であるところの「士」と「大夫」をまとめたもの。たぶん。

天譴

てんけん。

天罰とかそういうの。卍解に黒縄天譴明王というのがありますね。黒縄は八大地獄の1つ、明王密教の尊格。

草莽

そうもう。

地位とは無縁の在野にいる人。世が乱れると、草莽より英雄が現れるのです。

貪官汚吏

たんかんおり。

高い地位にあって、民を顧みず、私利私欲の限りを尽くす役人。漫画とかによく出てくる悪役の一種。くず。

征途

せいと。

遠征の途中。「帰途」なら帰る途中というか、帰り道とかそんな感じ。

円陣

えんじん。

サッカーとかで試合開始前に肩を組んで円状になるやつ。

れっきとした陣形の一種で、全周防御の陣。方円陣とも。

魚鱗陣

ぎょりんじん。

よく「魚のうろこのように」と説明されるが、さっぱりイメージできない。

俯瞰では三角形”△”のような陣形となっており、細部を見ると細かい小隊の集まりとなっていて機動性を確保した陣形になっている。

そのため、消耗戦に強い。たぶん。

欣喜雀躍

きんきじゃくやく。

すごい嬉しい。

志操

しそう。

自分のなかに、確かに信じられる思いを込めた主義。「志操堅固」は、その主義を何があっても曲げないさま。

総攬

そうらん。

「総覧」の難しい漢字というわけではなさそう。政や人を完全に掌握すること。

闊達

かったつ。

良く言えば「素直」、悪く言えば「能天気」。

百家争鳴

ひゃっかそうめい。

多くの人たちが議論するさま。往々にしてまとまらない。

小田原評定

おだわらひょうじょう

「百家争鳴」で実際にまとまらなかったまま大変なことになった故事。”ひょうてい”ではないらしい。

後塵を拝する

こうじんをはいする。

「遅れをとる」という意味だが、文字通り、平野で誰かが立ち去ったあとの砂煙を拝むことになってしまった状態。