十八番(おはこ)

昨年末に、一枚目、二枚目、三枚目という記事を書きました。歌舞伎の用語だそうです。

 

そういえば、「得意なもの」という意味で"十八番(おはこ)"という表現があります。

これもたしか歌舞伎の用語だった気がしましたが、意外なことに語源ははっきりとしていないようです。

十八番 - Wikipedia

  1. 歌舞伎で七代目市川團十郎が、初代團十郎・二代目團十郎・四代目團十郎がそれぞれ得意としていた荒事の演目18種を選んでこれを「歌舞伎十八番」といった。ここから、得意とする芸という意味で広く用いられるようになった。
  2. 阿弥陀如来が仏になる修行をしている時に立てられた48種類の誓い(弥陀の48願)の十八番目が「念仏をする人達を必ず救済する」というものであり、これが他の諸仏の立てられた誓いより突出している(すべての生けとし生けるものすべてを救う)ことから、十八番が得意なものの代名詞となった。
  3. 武士の嗜む武芸の種類(刀、弓、組みなど)などの種類が全部で18種類(武芸十八般)から来ている。この場合は「とっておきのひとつ」ではなく、18種類全てに優れた「多才」の意味も含まれる。
  4. 江戸時代、高価な書画や茶器などを丁重に箱に入れて、「真作である」ことを示す鑑定者の署名である「箱書き」を添えた。ここから、「本物の芸であると認定された」という意味で、「おはこ」と言うようになった。

さらには、「おはこ」という読み方自体も元からあったわけではなく、言葉ができてから戯れ(?)に当てた読み方が流行表現となったため、とされているみたいです。

てっきり、歌舞伎で得意な演目は18番目に行うことが多かったため、とかそんな理由だと思ってました。