携帯電話契約数の今後

2014年3月における主要3キャリアの携帯電話純増数です。

NTTドコモ、3月の携帯電話純増数51万5500件 :日本経済新聞

ソフトバンク、3月の携帯電話純増数64万9500件 :日本経済新聞

KDDI、3月の携帯電話純増数49万4600件 :日本経済新聞

 

これらは毎月、各社より発表されておりました。

NTTドコモiPhoneを扱いだしたあたりから個人的にウォッチしています。

最近の純増数推移は以下のような感じ(たぶん)。

年月NTTドコモソフトバンクKDDI
2014/03 515,500 649,500 494,600
2014/02 267,900 266,000 220,500
2014/01 140,200 249,900 189,900
2013/12 279,100 224,300 222,600
2013/11 93,400 237,100 190,200

よくわかりませんが、ソフトバンクが妙に強いですね。

「純増数」というのは、たしか「新規契約者数 - 解約者数」だった気がします。

解約者数のほうが多い場合は純減数と表記されています。

 

他にも「転入/転出者数」というのがあります。MNP(モバイルナンバーポータビリティ)ですね。電話番号を変更しないでキャリアを変更するシステムです。

ドコモ、MNP転出が再び9万件超に--2014年3月携帯契約数 - CNET Japan

これはKDDIが強いですね。そしてNTTドコモは減り続けています。

 

 

ところで、iPhoneの新型が出るたびに携帯電話ショップを覗きますが、MNPで転入した際のキャッシュバックキャンペーンなどをよく見かけます。

具体的な試算はしていませんが、場合によっては2年ごとにMNPで転入出を繰り返したほうが結果的にお得なのではないか、というくらい各キャリアでのユーザの奪い合いが繰り広げられています。

 

そんな"異常"ともいえる現状について、1つの動きがありました。

「8万円キャッシュバック」「0円端末」消える 携帯乱売合戦、沈静ムード 契約数の月次発表中止を報告 (1/2) - ITmedia ニュース

ソフトバンク“豹変”の狙いは 乱売是正、純増数競争から離脱 「優等生」に (1/3) - ITmedia ニュース

キャッシュバックや、実質0円などの新規ユーザ向けのプランを取りやめ、数字に振り回される今を避ける方向に傾きつつあります。

市場の適正化とも思えますでしょうか。

 

しかし、月々の携帯電話料金が重くなりつつあるのも事実としてあるのがもどかしいです。

ソフトバンクが料金体系の新プランを発表していましたが、お得感が見当たりません。

ASCII.jp:ソフトバンク、4月21日スタートの新定額プランの詳細発表

 

 

 

今後、新規ユーザ獲得への働きかけとして、どのような手法に変わるのか興味がありますが、発表される数字が無いとユーザ側には効果が見えなさそうですね。

 

全くの蛇足ですが、html5canvasタグで数字リストからグラフを作れるスクリプトを組んでみようと思いました。