簡単に説明すると、オンラインストレージをローカルのフォルダのように使える仕組みです。
DropboxやGoogleドライブなどのオンラインストレージを使う場合、ファイルのアップロード・ダウンロードには以下の方法があります。
- 専用のアプリケーションをインストールして使う
- Webブラウザからアクセスして使う
前者の場合、Dropboxなどでは、専用アプリケーションで指定したフォルダ内のファイルはバックグラウンドでクラウドに同期され、自動的にアップロード・ダウンロードが行われます。
欠点としては、ローカルにスペースを必要とするため、空き容量の確保には向きません。
後者の場合、クラウドにファイルを置くためローカルの空き容量を圧迫することはありませんが、ローカルフォルダと同じようには扱えません。
WebDAVはそんな2つの方法の良いところを合わせたプロトコルです。
つまり、ローカルの容量は圧迫せずに、ローカルフォルダと同じように扱えます。
オンラインストレージは以下のサービスを活用しています。
関連:使用しているサービスたち
それぞれ、WebDAVを使用できるか調べてみました。
Dropbox
残念ながら正式には対応していません。
WebDAV、メール添付、FTP サポートの提供について (Dropbox ヘルプセンター)
Box.net
以下のURLより利用できます。
https://dav.box.com/dav
Does Box support WebDAV? – Box Help
Googleドライブ
おそらく、正式には対応していません。
OneDrive
以下のURLより利用できます。
https://d.docs.live.net/{CID}
{CID}というのは、アカウントごとに発行されるランダムな文字列です。
調べ方は以下の記事が参考になるでしょう。
Windowsスマートチューニング (263) Win 8.1編: SkyDriveのフォルダーをネットワークドライブ化する | マイナビニュース
一度、WebブラウザからOneDriveにサインイン後、適当なファイルを選択した状態でURLを確認してみてください。以下のようなURLになっているかと思います。
https://onedrive.live.com/?cid=XXXXXXXXXXXXXXXX
XXXXXXXXXXXXXXXXの部分が、そのアカウントのCIDになります。
Box.netがWebDAVに対応しているのは知っていましたが、OneDriveが対応していることについては今回初めて知りました。