多機能なファイル一括リネームソフト「Bulk Rename Utility」
意外といろいろできます。
UNIX系OSにはtouchというコマンドがあります。
指定したファイルが存在しなければ作成し、存在すれば更新時間を変更します。
複数ファイルにも同時にtouchできるため、なんらかの理由で更新日時を一新したい場合に重宝するコマンドです。
Windowsで同じことをしようとすると意外と面倒でした。
お手軽な方法は無いものかと探していたら、意外なところにありました。
複数ファイルの更新日時を一括変更する
さきほど作成したファイルです。
不思議なことに、ファイル名を変更するだけでは更新日時は変わりません。
ファイルのプロパティなどを変更すれば更新日時が変わりますが、複数ファイルを同時に変更することができません。
変更方法
基本的な操作方法は冒頭のリンク先に記載してあります。
Bulk Rename Utilityで変更対象のファイルがあるフォルダを指定してください。
上部メニューの「Options」から「Timestamp…」を選択すると以下のような項目がポップアップ表示されます。Ctrl + F4でも表示されます。
設定項目の内容は後述しますが、更新日時を現在日時に指定すると以下のようになります。
これでリネームを実行すると、リネーム自体はされませんが、選択したファイルの更新日時が一括で変更されます。
一括で複数ファイルの更新日時が変更できました。
このツールでは、作成日時やアクセス日時も変更可能です。
設定項目
先ほどの設定項目ポップアップで設定できる内容です。
| Date Created - set to・・・ | 作成日時を設定 |
|---|---|
| Date Modified - set to・・・ | 更新日時を設定 |
| Date Accessed - set to・・・ | アクセス日時を設定 |
上記の設定日時を以下のように変更できます。
| No Change | 変更無し |
|---|---|
| Current | 現在日時 |
| Modified | ファイルの更新日時と同じ値 |
| Created | ファイルの作成日時と同じ値 |
| Taken (Original) | (撮影日時のようですが上手くいきませんでした) |
| Fixed | 指定した日時 |
| Delta | 左から日、時、分、秒をそれぞれ増やす。Negativeが有効だと減らす。 |
非常に便利ですね。




