概要
通常のリネームには「BulkRenameUtility」を使用しています。
ただ、BulkRenameUtilityに限らず多くのリネームソフトは、既にあるファイルに対してのみリネームできます。まぁ当然といえば当然です。
しかし、このHiFileWatcherは、これから作成されるファイルに対してリネームを行うことができるのです。
例えば、ダウンロードしたファイルに連番を振ったり、出力したログファイルを移動させたり、新規作成したフォルダに日付を割り当てたり、など。
リネームできるパターンは多くないですが、詳細なファイル名はあとから別のソフトでも可能ですので、まずはファイル名が重複せず、ランダムではなく順番を決められる程度の規則性があるだけでも充分です。
ダウンロード
上記の作者さまサイトよりダウンロードできます。
使い方
インストール不要です。解凍直後から使用可能です。
ただ、使用環境によっては、exeファイルを実行しても以下のようなエラーが出る場合があります。
この「MSCOMCTL.OCX」というファイルは、DLLファイルなどと同じくシステムファイルです。
主にVisualBasicで作成されたアプリケーションで使われるライブラリのようで、以下のファイルをインストールすることで解決できるはずです。
Download Microsoft Visual Basic 6.0 コモン コントロール from Official Microsoft Download Center
また、「MSCOMCTL.OCX」に限らずVBのライブラリを一括でインストールできるインストーラもあります。
今後、別のソフトで似たようなエラーが発生することを防げるかもしれません。
ソフトの使い方としては、最初に「設定」で監視するフォルダとリネームを行う対象を設定し、どのようにリネームするかを決めます。
あとは、「開始」ボタンを押すと自動リネームが開始します。
監視対象のフォルダにファイルが作成されたり移動してきたりすると、ファイルがリネーム対象であれば自動的にリネームされます。
ファイル名を連番とする場合、ゼロスタートなのが少し惜しいですが、ダミーファイルを置いておけば、一応は自然と連番の開始番号は調整できます。
たまにリネームされないことがあるようですが、再現性は低いため原因はわかりませんでした。まぁ、あくまで支援的な位置で使用すると良いでしょう。
冒頭ではログファイルを例に挙げましたが、ファイル生成後に中身を書き出すような場合、書き出し中でファイルがロックされていてリネームできなかったり、リネームしたことで書き込む先を見失ったりする可能性もあるため、使い方は工夫する必要があるでしょう。
設定にはファイルサイズをトリガーとすることもできそうですので、いずれそちらも試してみようと思います。
トラブルシューティング
何かあったら加筆します。