J1、J2の今年の全試合が終了しました。
J1
今年から2ステージ制となったため、チャンピオンシップが行われています。
この仕組みが結構ややこしく、ルール自体は以下のページに記載されています。
2ステージを通して「年間で勝ち点1位」のチームがチャンピオンシップの決勝シードに選ばれます。
この相手を「年間で勝ち点2位」「年間で勝ち点3位」「1stステージ優勝」「2ndステージ優勝」の4チームトーナメントで勝ちあがったチームが務めます。
しかし、年間で勝ち点2位=1stステージ優勝というように1つのチームが複数の条件を満たすようなパターンも充分にありえて、準決勝トーナメントが3チーム以下になることもあります。というか今年はなりました。
トーナメント表:明治安田生命2015Jリーグチャンピオンシップ特集:Jリーグ.jp
今年は以下のような結果となっています。
年間で勝ち点1~3位があるため2チーム以下になることはないですが、見事に重複しまくっています。条件が重複しやすいのもありますね。
ということで、サンフレッチェ広島が今年の決勝シードにエントリーされ、この相手を浦和レッズとガンバ大阪が競う形となりました。
ところが、大番狂わせ(というほどでもないですが…)で1st優勝・年間2位の浦和レッズをガンバ大阪が1-3で破りCS決勝に進むこととなりました。
決勝は2試合を通じて行われ、この2試合で勝利数の多いチームがチャンピオンとなります。
当然、引き分けや1勝1敗なんていうことも考えられますが、そこは予選リーグと同じような形で結果が決まります。
- 勝利数が多いチーム
- 2試合の得失点差が多いチーム
- 2試合におけるアウェイゴール数
- 第2戦終了時に30分間(前後半各15分)の延長戦
※延長戦では、アウェイゴールルールは適用されない。 - PK方式
(各チーム5人ずつ。勝敗が決定しない場合は、6人目以降は1人ずつで勝敗が決定するまで)
今回は、1試合目が「ガンバ大阪 2 - 3 サンフレッチェ広島」、2試合目が「ガンバ大阪 1 - 1 サンフレッチェ広島」という結果で、1勝1分けによりサンフレッチェ広島が2015年のチャンピオンとなりました。
一方で、下位3チームはJ2降格となります。今年の結果は以下の通り。
ファーストステージ
セカンドステージ
年間総合
昨年、J1昇格プレーオフを駆け抜けたモンテディオ山形が再びJ2降格となってしまいました。
また、開幕当初のJリーグから存在していたオリジナル10とも呼ばれる10チームのうちの1つ、清水エスパルスが史上初のJ2降格となっています。
松本山雅FCは1st、2ndともに15位以上にいたものの年間総合では降格圏内となってしまいました。
J2
J2は最終節を待たずして大宮アルディージャが優勝を決定付けていました。(記事)
最終順位は以下の通り。
- 大宮アルディージャ
- ジュビロ磐田
- アビスパ福岡
- セレッソ大阪
- 愛媛FC
- V・ファーレン長崎
- ギラヴァンツ北九州
- 東京ヴェルディ
- ジェフユナイテッド千葉
- コンサドーレ札幌
- ファジアーノ岡山
- ツエーゲン金沢
- ロアッソ熊本
- 徳島ヴォルティス
- 横浜FC
- カマタマーレ讃岐
- 京都サンガF.C.
- ザスパクサツ群馬
- 水戸ホーリーホック
- FC岐阜
- 大分トリニータ
- 栃木SC
このうち、1位の大宮アルディージャと2位のジュピロ磐田は自動的にJ1昇格となります。サッカー王国・静岡の清水エスパルスが降格してきますが、代わりにジュピロ磐田が昇格する形となりました。
残り1枠は3位~6位の4チームでJ1昇格プレーオフが行われており、本日その全てが終了しました。
6位のV・ファーレン長崎を1-0で破った3位のアビスパ福岡と、5位の愛媛と0-0で引き分けて年間順位で繰り上がった4位のセレッソ大阪で決勝が行われることになりました。
結局、このプレーオフ決勝も1-1の引き分けだったため、やはり年間順位で判定が行われて3位のアビスパ福岡が最後の昇格枠を勝ち取る(?)ことになりました。ちなみに、引き分けによる昇格は史上初だとのこと。