はじめに。
もし、この記事にたどり着いた貴方が本編をクリア済みでサイドストーリーを未プレイだったら、すぐに引き返しましょう。
貴方が最後に知った名前がタイトルロゴに表示されています。そこからサイドストーリーを遊ぶことができます。
Behind the Frame - とっておきの景色を | Silver Lining Studio
ゲーム自体は1時間程度でクリアできるボリュームですが、演出が非常にオシャレでストーリー性もあってなかなかに楽しめるようになっています。
最初にジブリを思わせるようなアニメーションでスタートしたときは驚きました。
パズルの難易度は高くないです。途中、キッチン右上のボードだけ適当に当てはめて進んじゃったくらいで、パズルゲームに慣れているならサクサク進めるかなと思います。
本編はAMBERという女性画家の視点で進みます。名前は途中で出てきます。
向かいに住んでいるおじいさんと猫のスケッチなどを挟みながら、1つの絵を完成させコンクールに申し込みます。
途中から若い2人の男女の出会いが絵を通して紡がれていき、それが自身の体験であることを思い出していきます。
最後は美術館に飾られた自分自身の絵を眺めるお婆さん、AMBERの今の姿で終わります。詳しくはプレイしてみてほしい。
そして、その絵に描かれたJACKという署名、それがAMBERと仲の良かった男性の名前だということが最後に判明します。
このJACKという名前が、クリア後のタイトル画面に表示されるようになり、彼の視点がサイドストーリーとして遊べる、ということにトロフィーコンプリートしようとした後日に気付きました…
JACKの視点では、猫と一緒に暮らしながら同じく絵を完成させようとしていますが、デザイナーとなるため海外へ渡るAMBERに焦りのようなものを感じているようで、本編クリア後の哀愁が続きます。
結局、想い続けた若かりしAMBERの姿を描いた絵画が美術館に飾られるまでになるものの、1人で生き続けたお爺さんがJACKの姿でした。と思います。
おまけでトロフィーもコンプリートしたので、通常プレイでは回収できない可能性のあるものをまとめておきます。
完熟派 | 朝食の目玉焼きを作る際、一定時間以上待つ |
文章自動補完機能 | パソコンでコンクールに申し込む際、同じキーで文章を打ち続ける? |
マネの誕生日 | 部屋のカレンダーを10回めくる |
ローラー作戦 | II章でタイルをクリックして白くする際、全てのタイルを白にする |
ほんとに開かない | IV章で外に出ようとする際、ランプを付ける前にドアノブを一定回数連打する |
深淵を覗くとき | IV章で奥の部屋に進んだ際、天井をしばらく見つめてクリックする |
《接吻》 | V章で回想のシーンの際、カフェにある西暦の看板を調べる |
ポストモダン的缶詰 | サイドストーリーで猫餌の缶詰を開ける際、すぐに開けずに開閉を繰り返す |
走れ!Jack | サイドストーリーで猫を追いかけて外に出た際、川の近くの新芽をスケッチしたあと階段の上り下りを5回繰り返す |
写実主義の画家 | サイドストーリーで女性を追いかけ路地を進む際、途中の横道を進みパン屋と鳥が留まった木をスケッチする |