概要
デスクトップのキャプチャが撮れるソフトです。静止画です。
Windowsの標準機能としては、「PrintScreen」キーで全体をクリップボードに保存してくれて、ペイントソフトなどに貼り付けることができます。特定のアプリケーション内だけを撮りたい場合は「Alt+PrintScreen」です。
「WinShot」を含むスクリーンキャプチャソフトでは、「PrintScreen」キーでは入らないマウスカーソルごと撮ることができたり、矩形で撮れたり、撮ったらそのまま指定のフォルダにJPEG保存してくれたりと、いろいろサポートしてくれます。
ダウンロード
上記の作者さまサイトよりダウンロードできます。
動作環境はWindows XPまでしか記載されていませんが、64bit版Windows 7でも使えています。
使い方
インストール後、起動するとタスクトレイに常駐します。
まずは、アイコンを右クリックして「環境設定(S)...」を選択しましょう。各種設定タブが現れます。
基本設定
保存設定が行えます。
「保存ファイル名を毎回指定する」を選んでいる場合は、JPEG保存時にフォルダを指定するダイアログがでてきます。面倒な場合は指定フォルダに自動保存してもらいましょう。
「ファイル自動保存」を選んでいる場合は、「保存先:」に登録しているフォルダのうち、選択中のフォルダに自動保存されます。
- 保存先:自動保存するフォルダを登録。選択中のフォルダに自動保存されます。
- 接頭語:自動保存するファイルの先頭文字列。
- シーケンス桁数:自動保存するファイルの末尾に追加される連番の桁数。0を指定すると連番を使用しません。
- 開始番号:連番の開始番号。
シーケンスは、連続でキャプチャを撮りたい場合に有効です。シーケンス桁数を”0”にし連番を無効にすると、同じファイル名で上書き保存されてしまうので注意です。
また、このタブで「マウスカーソルをキャプチャする」という設定も行えます。
品質/減色
JPEG保存時の品質を設定できます。
私はデフォルトのまま使っていますが、容量などの関係でキャプチャ画像のファイルサイズを極力減らしたい場合は調整してみてください。
ホット・キー
WinShotが常駐している間、ここで設定したキーを押すことで各キャプチャ機能を呼び出せます。
設定できるキャプチャ機能は以下の通りです。
- 印刷(アクティブウインドウ)
- 印刷(デスクトップ)
- 印刷(矩形範囲指定)
- 印刷(コントロール/クライアント)
- プレビュー表示(アクティブウインドウ)
- プレビュー表示(デスクトップ)
- プレビュー表示(矩形範囲指定)
- プレビュー表示(コントロール/クライアント)
- クリップボードへコピー(アクティブウインドウ)
- クリップボードへコピー(デスクトップ)
- クリップボードへコピー(矩形範囲指定)
- クリップボードへコピー(コントロール/クライアント)
- ビットマップで保存(アクティブウインドウ)
- ビットマップで保存(デスクトップ)
- ビットマップで保存(矩形範囲指定)
- ビットマップで保存(コントロール/クライアント)
- JPEGで保存(アクティブウインドウ)
- JPEGで保存(デスクトップ)
- JPEGで保存(矩形範囲指定)
- JPEGで保存(コントロール/クライアント)
- トレイアイコンのポップアップ
実質の機能としては5つ+1つですが、キャプチャ機能としては各種さらに4種類があります。
「トレイアイコンのポップアップ」については、先ほどの右クリックメニューをポップアップ表示してくれる機能です。
なお、ホット・キーの優先度が他のアプリケーションよりやや高い場合があるので、暴発に注意してください。
アクティブウインドウ
現在フォアグラウンドのウインドウをキャプチャします。標準の「Alt+PrintScreen」に近い機能です。
デスクトップ
デスクトップ全体をキャプチャします。マルチディスプレイの場合も全体をキャプチャします。
矩形範囲指定
矩形範囲を指定してキャプチャします。キャプチャ機能を呼び出した際に、キャプチャする範囲を指定することができます。
コントロール/クライアント
これに関しては説明が難しいですが、矩形範囲と同様にキャプチャ機能を呼び出した際に、キャプチャするパーツを指定することができます。
どういった範囲でパーツ分けされているかがわかりませんが、アプリケーションによってはステータスバーだけをキャプチャできたりします。
印刷設定
印刷設定ができます。上記の「印刷」や「プレビュー表示」に係わる設定かと思いますが、私は普段使いません。
ヘッダ印刷
ヘッダを印刷する場合の設定が可能です。
その他の設定
以下の設定が可能です。
- トレイアイコンのダブルクリック動作
- キャプチャ完了時、音を鳴らす(WAVファイルのみ)
- プレビュー画面のサイズを画像のサイズに合わせる
- キャプチャ時トレイアイコンを隠さない
- 自動保存時の拡張子
- 時間差キャプチャ
- ビットマップのDPI
- 非長方形なウインドウに対応させる
- 拡張アクティブウィンドウキャプチャを有効にする
- コントロール/クライアントキャプチャの初期値をクライアントにする
リサイズ
キャプチャ時にリサイズしてくれるようになります。また、リサイズ時のサイズも指定できます。
外部アプリ
外部アプリを呼び出すことができるんだと思いますが、設定に対する費用対効果が見込めそうになく使ってません。
文字列埋め込み
キャプチャした画像に文字列を埋め込むことができます。
想定としては撮影時刻などでしょうか。
カット
キャプチャ時に画像のカットを行えます。
いらない部分がわかっている場合は編集の手間が減るでしょう。
トラブルシューティング
何かあったら加筆します。