WCS2014のルールはカロス図鑑に載っているポケモンのみが参戦可能なダブルバトルです。
カロス図鑑に載っていても、ポケムーバー経由の過去作で出会ったポケモンは参戦不可能です。
というルールなのですが、WCS以前にも何度か採用されているルールのようで、ある程度パーティ構築のノウハウがそこかしこに散見していました。
今回はパーティを構築するに先駆けて整理しておこうと思います。
…というかトゲキッス使えなかったのかー。
考えてたパーティ
フェアリータイプの登場で、サザンドラを始めとしたドラゴンタイプは激減、とまではいかなくとも減ってることを期待しました。
BW2ではスカーフシャンデラ+カポエラーをメインに使用していたのですが、相手のサザンドラやボーマンダからスカーフ臭がすると動きにくかったです。
そういう意味でドラゴンが減るのはありがたい話で、カポエラーがいないもののハリテヤマやズルズキンで代用できるかなーと思っていました。
流行のポケモン
メガガルーラ+ドーブル
ねこだまし+ダークホールで動きを封じつつ、おやこあいグロウパンチで大暴れする。
催眠対策を怠っているとフルボッコにされそうだ。
後ろにはマリルリやファイアローが控えていることが多いようす。
対策にしんぴのまもりやいかく持ちを入れているパーティは少なくないはず。
それと、ガルーラは持ち物がほぼ確定でまもるを切ることも多いみたいだ。
ドーブルは催眠技+ニードルガードorキングシールド+へんしんの採用率が高いか。
最大の対策方法は、ガルーラの攻撃意欲そのものを減衰させたり退かせたりできる構築だと思ったり。
ギルガルド、ラムのみorゴツゴツメット持ちさめはだガブリアス、いかく+おにびでの攻撃低下による眠りターン稼ぎ、ガルーラより速いファストガードorねこだまし使い+ドーブルより速いこだわりスカーフ持ちetc…。
初手のねこだましを回避できる両者まもるでも最悪は防げますが、メガガルーラ+ドーブル側が織り込み済みの場合、おいかぜやトリックルームなどのフィールド支配を使ってくる可能性もあることに注意。
メガクチート
ドラゴンに強いフェアリー、フェアリーに強い鋼タイプを備えている。
火力はトップクラスでトリックルーム中では手が付けられない。
メガシンカ前にいかくを備えているのもポイントが高い。
ボーマンダ
メジャーないかく持ち、かつ強力な特殊アタッカー。
浮いてるおかげでじしん持ちと組ませやすく、鋼に刺さる炎技も持ち合わせている。
教え技のねっぷうは使用できないが、ワイドガードの性能も上がっているので何とも。
ファイアローやメガリザードンY対策にいわなだれやストーンエッジを持たせることも。
ガブリアス
素早さ激戦区を少しだけ超えるスピードアタッカー。物理ドラゴン。
BW2のダブルだとあまり使われてなかった印象だったが、今はそうでもないようだ。
じしん/いわなだれ/ドラゴンクローはほぼ確定、メガシンカはたまにする。
ドラゴンを半減できる鋼タイプには地面が刺さるので受けづらいが、メインの技は特殊に比べて威力が下がる。
夢特性のさめはだはメガガルーラの攻撃を少しだけ躊躇させることも。
バンギラスにも強いはずだが、あちらはれいとうビームやだいもんじを持つ型が増えているようだ。
メガゲンガー
ポケムーバー解禁により、タマゴ技のほろびのうたも同時解禁。
メガシンカ後のかげふみで凶悪コンボが1体で行える。
火力も高く、ゴーストが鋼に通るようになり、フェアリーに刺さるヘドロばくだんも持っている。
何をしてくるのか読みづらいが、あらかじめ備えるべき要注意ポケモン。
サーナイト
カロスダブルのフェアリーとしては速いほう。意外とメガシンカ無しで使われるみたい。
ハイパーボイスは使用できないが、マジカルシャインで2体攻撃できる。
フェアリータイプだが、場合によってはゲンガーに有利がとれる、かも。
忘れがちかもしれないが、夢特性はテレパシーで味方の全体攻撃を受けない。
ロトム
ファイアローに強いウォッシュロトムとヒートロトムがよく使われている。
メガリザードンYも見るなら晴れソーラーもあるのでヒートロトムだろうか。もちろん、マリルリなどには弱くなる。
たまにとつげきチョッキを持ってたりする。
トリックは自力で習得するのでカロスダブルでも持ち得る。
ギルガルド
ガブリアス、ボーマンダ、雨パーティに強いユキノオーに強い鋼タイプ。
ガルーラの主力技の多くに耐性があり、きもったま相手でも有利だろう。
こいつやガルーラ、クチートの影響でおにびやいかくが増えていると思う。
ギルガルドに関しては特殊型となることでそれらを回避している。なんてことだ。
ファイアロー
はやてのつばさにより飛行タイプの技の優先度が+1される。先制のブレイブバードやおいかぜで削りやサポートが可能。
強化されたファストガードははやてのつばさやいたずらごころの補正がかかった技も防げるので、ミラーマッチは読み合いが深くなる。
シングル以上に器用なため、技構成は読みづらい。
メガリザードン
ダブルではおそらくメガリザードンYのほうが多い。
メガシンカによるひでりが可能なため、初手の素早さに影響されず天候を奪える。
ねっぷうとソーラービームの搭載率は高いと思われる。
マリルリ
新たにフェアリータイプを獲得した。鋼で弱点を突かれない。
砂パーティにはめっぽう強く、メインの水技がアクアジェットで素早さに縛られない。
トリックルーム下でもそうでなくても活躍できるが、ファストガードには注意。
メガライボルト
メガシンカでひらいしん→いかくと特性が変化する。素早さも大幅に強化される。
炎技のオーバーヒートを覚えるため、ナットレイなどにも強い。
もともと器用だったがステータスの低さがネックだった。メガシンカで晴れて一線級。
ニョロトノ+キングドラ
雨パーティのメジャーコンビ。フェアリーの登場で弱点は増えたが、相変わらず強い。
技構成のヴァリエーションは振り幅が狭いが、ニョロトノのステータス編成はいろいろある。
バンギラス
ガブリアスよりはメガシンカする可能性が高いものの、素でも充分に活躍できる。
ファイアローに強いがおにびには注意。メガリザードンY相手では場合によっては手痛いことにもなる。
強力な物理ポケモンの多さの余波で、おにびやいかくの影響を受けやすい。
そのため、だいもんじやれいとうビームなどの役割破壊技の搭載率が高くなっている。ナットレイやガブリアスは注意。
ユキノオー
草+氷という弱点オンパレードの組み合わせながら、特性1つでメジャークラスに居座る。
あられが降り注ぐうちはふぶきが2体に必中という壊れ性能。
スカーフかタスキを持つことが多いが、今作ではメガシンカもできる。
メジャーなポケモンへの弱点が突きやすく、雨に強い唯一の天候特性とも言える。
キリキザン
貴重な鋼タイプで、まけんきによりいかくには強い。
はたきおとすは残念ながらカロスダブルでは使えない。
ゲッコウガ
先制かつ連続技のみずしゅりけん、優先度0だが2体を守れる専用技たたみがえし。
素早さも高く、シャンデラにも強い。器用に立ち回れる。
シャンデラ
ねこだましの効かないトリックルーム発動要員。持ち物次第で立ち回りの差が大きい。
教え技のねっぷうは遺伝可能で、夢特性のすりぬけはしんぴのまもりやみがわりを貫通できる。
メガシンカするポケモンよりも素の火力が高いものの、技の威力に不満が残る。
威力の下がっためざめるパワー氷は、耐久調整されたドラゴンを確実に落とすなら補正アイテムが欲しい。
レパルダス
相手の行動を制限する能力に長けており、ドーブルと並んで面倒くさい。
ナットレイ
ドラゴンを含むメジャーなタイプの多くに耐性を持っており、耐久ステータスも高い。
鋼で突ける弱点が増えたのもあり、めざめるパワーの威力が下がったのも嬉しい点。
メガガルーラへの耐性も高く、てつのトゲとゴツゴツメットで逆に削りにいける。
他にもいろいろ。
この辺りのポケモンで一度パーティを組んでみたいと思います。