html5からformタグ内で使われる入力系タグに"autofocus(オートフォーカス)"属性が追加されています。
4.10.19 Attributes common to form controls — HTML5
ページの読み込み時に、autofocus
属性を持つ項目にフォーカスが当たった状態となります。
このautofocus
ですが、使い方やブラウザのバージョンによって効かなくなることがあるようです。
まずはブラウザです。以下のサイトによると、対応されたバージョンはそれぞれ次のようになります。
Internet Explorer | 10.0~ |
---|---|
Firefox | 4.0~ |
Google Chrome | 3.0~ |
Safari | 4.0~ |
Opera | 10.0~ |
IE9などは対応していません。
次に、各ブラウザの実装方法です。
Internet ExplorerやGoogle Chromeなどは比較的素直に、ページが読み込まれた際に自動でフォーカスを当ててくれます。
しかし、Firefoxは自動フォーカスをonload時に限定しているようです。
何が困るのかというと、jQueryでロードした場合などには効きません。
素直にhtml内へautofocus
属性を付与していればFirefoxでも有効ですが、そのhtmlを別のページから呼び出した場合は無効となります。
どちらが正しい実装かは何とも言えませんが、使う際は留意しておくとよいかもしれません。
どのブラウザでも汎用的に使いたい場合は、jQueryで実装する方法が提唱されています。