先ほど、第94回全国高校サッカー選手権の決勝戦が行われ、東福岡が國學院久我山に5-0で完勝し、夏冬連覇を決めました。
両者ともパスサッカーということで観ていて面白い試合でした。
前半は一進一退で、お互いにやりたいサッカーができていたという印象です。
序盤は國學院久我山、途中からは東福岡のペースとなっていったようで、前半のうちに東福岡が先制に成功して折り返す形となりました。
後半もしばらくはボール保持率こそ変わらなさそうでしたが、シュート数は東福岡のほうが多かったです。
そして試合を大きく決定付けると思われるのが2点目。良い位置からのフリーキックをトリックプレイで見事にゴールに納めることで、非常に東福岡優勢となりました。
國學院久我山側も決定力があるのでまだまだ追いつけるスコアではありましたが、前掛かりにならざるを得ず、結果的には5失点0得点という事態となりました…
東福岡は防御時はしっかりと人数を揃えて対応し、コンパクトな國學院久我山のパスサッカーに対してもパスコース、シュートコースをふさいで、ほとんど決定的なチャンスを与えていません。
一方で、攻撃時にはカウンターというわけではないものの、ほぼ同人数での攻防にまで持ち込み、たくさんのシュートチャンスを作り、そのうちいくつかで得点する理想的な展開だったと思います。
特に中盤以降は、國學院久我山のボールロスト率が目立ち始め、セカンドボールの奪取率も東福岡がほぼ占めていた印象。2点目のフリーキックもそうですが、東福岡は非常に高いレベルで1つ1つのプレイの完成度を高めていたように思えました。
國學院久我山は1年GKの見事なセーブがいくつも見られたにも関わらずの失点だったため、DFにもう少し活躍を期待したかったかもしれません。ラストはそもそも人数が足りていなかったです。
全国でも2回戦の新潟明訓が相手の1失点以外に得点を許しておらず、攻撃・防御・連携のどれをとっても高い完成度でした。
國學院久我山も高いレベルでのパスサッカーを実現してきましたが、2失点後は特に勿体無いパスミス等や個人技からのボールロストが目立っていて、攻撃にも防御にも人数が足りていない印象を受けました。
コンパクトな分、選手が密集しており、DFを引きつけてはいたものの、シュートコースが限られ、最後はGKに正面でキャッチされる展開がほとんどだったと思います。