よく使う接続端子をまとめました。
新旧いろいろあるけど、けっこう偏っているかもしれません。
USB
ユーエスビー。
「Universal Serial Bus」の頭文字を取った端子で、PC周辺機器の多くに使われているデファクトスタンダードに近い規格。
現時点での主流はUSB2.0ですが、そろそろUSB3.0が広まってきてもおかしくないはず。
映像、音声、データ、給電など、多くの転送媒介を果たす。
形状は主に、一般的な長方形状の「USB A」、正方形状で中身が台形に近い「USB B」、小型デバイス向けの「ミニUSB」「マイクロUSB」などがある。
「USB A」は上下の区別があるものの、パッと見での判別が難しくて間違われることも多い。その上、正しいのに刺さりにくかったりもする。
そういった事態もUSB3.1で解消されることが期待されている。
USBコネクタの表裏がなくなる、次世代コネクタ「Type-C」仕様策定開始 | マイナビニュース
次世代USBのプラグは今より小さくなり(MicroUSBなみ)やっと裏表がなくなる | TechCrunch Japan
IEEE 1394
アイトリプルイー1394。
元はApple社が提唱した「FireWire」という規格を標準化したもの。
USBと同様、さまざまな伝送媒介となり、ビデオカメラやプリンタなどに搭載されていたが、最近ではそれらもUSBに移り変わっているもよう。
Thunderbolt
サンダーボルト。
Intel社、Apple社が共同開発した規格。事実上、FireWireの後継とされている。
USBと同様、汎用的な伝送媒介を果たすが、Thunderbolt端子はディスプレイ接続などにも使われる。
性能的にはUSB3.0寄りでありながら、余力を残してもいるようで。
Thunderbolt vs. USB 3.0どっちが上? 5本勝負 : ギズモード・ジャパン
Lightning
ライトニング。
iPhone5で正式に採用された端子。USBと違い上下に区別はない… のだろうか。
【iPhone 5分解その5】実は表裏があったLightningコネクタ - 家電・PC - Tech-On!
USB変換ケーブルや、HDMI変換ケーブルまでもあることから、かなりの性能を有しているようだが、詳細な仕様が掴めない。
また、Android端末がマイクロUSB端子であることに比べると極めて汎用性に欠け、欧州では排斥の流れもあるようだ。
アップルが「Lightningコネクター」を廃止し、「microUSB」に統一?――欧州で新法制定の動き – すまほん!!
HDMI
エイチディーエムアイ。
「High-Definition Multimedia Interface」の頭文字を取った端子で、主に映像と音声を転送するインターフェース。
後述するDVI規格をベースとし、音声や著作権保護などの機能を付随している。
現在の映像出力の標準といっても過言ではない。液晶テレビや液晶ディスプレイ、PS3、XBox360などにも搭載されている。残念ながらWiiには搭載されていない。
形状はタイプA~Eまであり、CはミニHDMI、DはマイクロHDMIと呼ばれる。
ワイヤレスHDMIという規格もあり、AppleTVなどのAirPlayもこの一種。
DVI端子
ディーブイアイ。
「Digital Visual Interface」の頭文字を取った端子で、映像出力インターフェース。
液晶ディスプレイやプロジェクタなどはこちらを主流としている。ディスプレイの多くは音を必要としない。
その名の通り、デジタル端子。
D端子
Dの名を冠しているが、形状が「D」というのが由来であり、実際はアナログ端子である。
とはいえ、D1~D5までの規格があり、D5ではフルハイビジョンの映像出力が可能である。
映像出力についてはこちらに解説が載っている。
Asahi Satellite Page [映像端子の種類と解説]
D-Sub15ピン
DVIと並ぶPCディスプレイの主流端子。
15ピン以外にもいくつか種類があるが、基本的には15ピン。
アナログ端子。
RCA端子
いわゆる三色端子。スーパーファミコンなどでも使われた赤白黄の三本の端子からなる。
赤白はステレオ音声の左右を担当し、黄色はコンポジット映像信号を担当している。
コンポジット端子とも呼ばれたりするが、コンポジットはあくまで映像出力である。