ポケモンユナイトのキホン

ポケモンユナイトが正式にリリースされました。

ポケモンを操作して5 vs 5で戦うチーム戦略バトルゲームです。

オンライン対応でありながら、Nintendo Switch Onlineへの加入が不要なのも気軽に手を出せるポイントです。

 

少し前にネットワークテストとして一時的に配信されていましたが、タイミングがあわず不参加でした。ただ、非常に盛り上がっていたようです。

先日、改めて正式にリリースされ、YouTubeなどでは多くの配信が行われているくらい人気が出ています。

実際のところ、詳細なルールをよく知らないままに始めてみましたが、チュートリアルがわかりやすくて助かりました。

気付いたら3,4時間が平気で消失するくらいには面白いゲームです。

ポケモンユナイトのキホン

ポケモンユナイトの基本は、5人のチームでポイントを稼ぎ、そのポイント合計を敵チームと競うことで勝敗が決まります。

マップに配置された野生ポケモンを倒すことでポイントが手に入ります。ただし、ポイントを持っているだけでは意味がありません。

マップは左右で敵味方の陣地がわかれており、敵陣地内の5か所のゴールに叩き込んで初めてポイントとなります。リザルトで集計されるのはゴールしたポイント数です。

そして、 自陣で野生ポケモンを相手にする序盤はともかく、両陣地の中央付近では敵チームとのポイントの奪い合いが発生してきます。

 

このゲームのよくできている点はポケモンバトルにあります。

本来のポケモンバトルはパーティ単位で相性を考えながら1on1または2on2で戦うのが普通です。

しかし、ポケモンユナイトではどの組み合わせでも勝ちやすい相性というのが本家のポケモンバトルほど発生せず、確実に勝つというのが非常に成立しづらいです。

ではどうやって勝つのかというと、大きくは2つです。

  • 人数差で勝つ
  • レベル差で勝つ

人数差は、敵2人に3人で当たって数的有利で押し切るスタンダードな方法です。たいていは人数が多ければ勝ちやすいです。

レベル差は、野生のポケモンを倒すことでポイントとともに経験値が手に入るので、より多くのポケモンを倒してレベルを上げて差を付ける方法です。2レベル差があれば、同じ人数でもやはり勝ちやすくなります。

 

とはいえ、人数差で勝とうとすれば、残りの場所では人数差で負けることになりますし、レベル差をつけるには野生のポケモンの取り合いが発生することになります。

味方と上手く連携しながら行動することが求められる、戦略性の高いゲームです。

ポケモンの種類

このゲームにはタイプ相性などはありませんが、ポケモンごとに特徴があり、分類があります。

リリース時点で使用可能なポケモンのみ記載しますが、現時点では5つの分類にわけられています。

また、一部のポケモンは進化前からスタートし、一定のレベルに到達すると進化して強くなります。進化しないポケモンは最初から強めで、特に序盤に強いです。

アタック型

ユナイトバトルの花形であり、火力に特化したポケモンです。

攻撃のリーチが長く、敵や野生のポケモンのHPを削る能力が高いです。

反面、耐久力が低いので上手く使わなければすぐにやられてしまいます。

ディフェンス型

敵の攻撃を受けとめ、行動を妨害するタンクの役割をもつポケモンです。

高い耐久力で味方を守り、数的不利でも粘れるという強みがあります。

スピード型

全てのポケモンは同じ足の速さのため、逃げたり追い詰めたりが難しいです。

スピード型は一気に距離を移動する技を持っており、数的有利の場面を作りやすいポケモンです。

このタイプのポケモンが上手く動けるかが勝敗のカギになるため、中級者向けです。

バランス型

他の特化ポケモンに比べると負けるものの、欠点のないポケモンです。

アタック型より耐久力があり、ディフェンス型より火力が高いため、多くの役割をこなせます。

初心者向けであり、中級者にも好まれるタイプです。

サポート型

相手の行動を阻害したり、味方の行動を支援することに長けたポケモンです。

直接の火力は低めですが、役割を遂行するのに高いレベルを必要としないため、味方に経験値を譲ることでレベル差を取りやすくもあります。

マップ

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主にランクバトルの舞台となるマップです。もしかしたら時期によって変わったりするのかもしれませんが、今はこれが唯一のステージです。

マップに出現する野生のポケモンの位置や出現時間は決まっているため、効率的に狩るのが望ましいです。

左側が味方陣地、右側が敵陣地。上下のルートと中央のエリアにわかれています。

基本は上ルートに2人、下ルートに2人、中央に1人で進むことが推奨されています。野生のポケモンの数が決まっているので、上手く全体のレベルを上げる必要があります。

紫の円が味方のゴール、オレンジの円が敵のゴールで、ポイントを叩き込めるのは一番中央に近い2か所です。ゴールに100ポイント入れられるとゴールが破壊され、奥のゴールが有効になります。

自分のゴールにいる間はHPが徐々に回復するため、数的不利でも粘りやすいポイントとなっています。

中盤戦では、上の中央にロトム、下の中央にカジリガメが出現します。倒すことでポイントや経験値に加え味方チームへの補助効果が発動します。味方と連携して積極的に狩りたいポケモンです。

残り2分の終盤戦では、ゴール時のポイントが2倍になり、サンダーが中央に出現します。

サンダーを倒すと敵のゴールがすべて一時的に使用不能になり、味方全員にポイントが+20されるため、ゴールに入れれば200点近く稼げる大チャンスです。

逆に、超絶有利な展開でも試合終盤で逆転される要素でもあります。要注意です。

試合の流れ

ランクバトルは1試合10分間となっています。また、試合前にはパーティ編成と簡易チャットでの相談時間があります。

試合前の準備

マッチが成立すると、味方メンバでポケモンの編成を決めます。

同じポケモンを複数人が同時に使うことはできないため、事前に使いこなせるポケモンを複数もっておきましょう。

ポケモンや持ち物のほかに、どのルートへ向かうのか事前に宣言することができます。

ZLボタンでバトル準備の画面から、マップのルートを選ぶと、簡易チャットとともにアイコンの左上にルートのマークが表示されます。

中央エリアはスピード型やガブリアスなどの大量の経験値が必要なポケモンに譲るのが望ましいです。

また、ディフェンス型とサポート型が同じルートになるのも不利なので、上手くバラけるように事前に宣言しておくと動きやすいでしょう。

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序盤戦

序盤はあらかじめ決めておいたルートを進み、道中の野生ポケモンを素早く倒しながら中央に寄ります。

左右の野生ポケモン配置は同じですが、上ルートにはヘイガニ、下ルートにはタブンネが中央に配置されているため、こいつを狩れるかが最初の勝負になります。

味方全体での経験値が敵より高ければ、いずれどこかでレベル差が付くはずです。

今回の相方のアローラキュウコンは、しっかり中央を狩りに来てくれました。

たまに、中央を捨て敵地の奥の野生ポケモンを狩りにくる不届き者もいるので、これはあくまで基本の動きです。

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中盤戦

試合開始から3分が経過すると、上にロトム、下にカジリガメが出現します。

それまでにしっかり経験値を稼ぎ、こいつらを狩る準備を整えておきましょう。

助かることに中央のゼラオラが下ルートに合流してくれたので、敵を追いやってカジリガメを撃破することができました。

このゲームでは、どれだけHPを削ったとしても、トドメを刺したプレイヤーのチームにのみ恩恵が入る仕組みです。周りに漁夫の利を狙う輩がいないかも確認しておきましょう。

この試合では上2人だけでロトムも撃破してくれていたので、非常に有利な展開を作れました。

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終盤戦

試合時間が残り2分になると、マップ中央にサンダーが出現します。

前述の通り、サンダーを取れたかどうかで試合が決まるといっても過言ではないです。

そして、数的有利で臨んでもラストアタックを取られると超絶不利になるので、サンダーをめぐっての立ち回りは重要です。

例えば、味方のゴールが割られておらず敵のゴールが2つ以上 割られていれば、ポイントでは絶対に勝っているためサンダーを倒そうとする行為はハイリスクローリターンです。その場合は、サンダーを倒させない立ち回りを目指します。

倒した場合はいかにゴールするか、倒された場合はいかにゴールさせないかが重要になります。

試合終盤でHPを全損した場合、復帰までの時間が長いため非常に厳しいです。サンダーが倒された時点で次のゴール守備の動きへ迅速に切り替えましょう。ゴールされなければ勝敗は動きません。

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こんな感じで、ゲームの概要を見聞きした時点では思いもしなかった戦略性の高さがあり、リリース後はずっとプレイしています。

夏休み開始に合わせたような時期でもあり、低ランク帯ではアタック型やスピード型が大人気です。

おかげで、ヤドランとワタシラガの立ち回りばかり成長している気がしますが、それはそれでとても楽しめています。