今年2015年もJリーグの開幕戦が各地で行われました。発足してから23年目となります。
今季は2ステージ制となっており、今日は1ステージの第1節でした。
各試合の簡単な内容です。左がホームチームです。
ガンバ大阪 vs FC東京
試合会場:万博記念競技場
ちょうどテレビ放送されていたため観れました。
雨模様の万博で、昨年覇者のガンバ大阪はFC東京を迎えての開幕戦でした。
一進一退のスコアレスで前半を終えるかと思いきやその終わり際、代表選手でもある遠藤選手のアシストからパトリック選手が先制点をあげています。
後半でもPK獲得により追加点を奪取したガンバ大阪がペースを握ったように思えましたが、2点ビハインドのFC東京はFW武藤選手がなんとか1点を返しました。
その後は守勢に回ったガンバ大阪でしたが、後半終了間際に再び武藤選手が豪快な同点弾を叩き込みました。これリアルタイムで観てましたが凄かった!
最後はアディショナルタイム3分すらオーバーしましたが、2-2で決着。勝ち点1を分け合いました。
ベガルタ仙台 vs モンテディオ山形
試合会場:ユアテックスタジアム仙台
ベガルタ仙台は開幕戦に、J2から3位で昇格したモンテディオ山形を迎えました
前半から勢い良い攻勢を掛けていったのはベガルタ仙台でした。モンテディオ山形は守勢に回ることになりましたが、根気良く防ぎ続けます。
そのまま前半をスコアレスドローで終えた試合展開でしたが、後半18分、ベガルタ仙台の野沢選手がイエロー2枚目で累積退場となり、ホームグラウンドながら数的不利という状況になりました。
一転、攻勢に出始めたモンテディオ山形でしたが、先制点はベガルタ仙台。状態が万全でないため途中出場となったウイルソン選手が交代直後に隙を突いて決めました。
その後も前がかりの姿勢で攻め続けたものの、クリアしようとしたボールを菅井選手にカットされウイルソン選手が冷静に追加点を納めたところで試合は終了。モンテディオ山形はJ1の厳しい洗礼を受ける形となりました。
名古屋グランパス vs 松本山雅FC
試合会場:豊田スタジアム
名古屋グランパスは、同じくJ2から昇格した松本山雅FCを迎えての開幕戦です。すいません、今まで「まつもとやまが」を「まつもとさんが」と読んでました。
Jリーグ開設当初から在る10チームのうちの一角でもある名古屋グランパスは、その意地を見せ付けるかとのごとく前半から攻撃を仕掛けていきます。
この攻撃を凌ぎきり、先制したのは松本山雅FC。決めたのは新加入のブラジル人オビナ選手。松本山雅FCはこれがJ1初ゴールとなります。
しかし、その直後に小屋松選手が点を取り返し、名古屋グランパスは振り出しに戻します。
前半は1-1で折り返しとなりました。惜しいシーンの続く名古屋グランパスに対し、松本山雅FCのシュート数は得点となった1のみ。後半も名古屋グランパスの激しい攻撃は続きます。
後半、スコアを動かしたのは再び松本山雅FC。やはり新加入の池元選手がコーナーキックからのこぼれ球を押し込み追加点をあげました。
さらに続いて喜山選手もこぼれ球からのシュートで得点。スコアは3-1となりました。
勝負が決したかとも思われましたが、元代表選手でもある闘莉王選手がヘッドで得点、1点ビハインドに迫ります。
そしてその2分後、ノヴァコヴィッチ選手がこぼれ球を振り向きざまゴールの上隅に叩き込む同点弾。名古屋グランパスは再びスコアを振り出しに戻しています。
その後は名古屋グランパスがPKを獲得し、逆転するかと思われましたが、これはGK村山選手がシャットアウト。スコアは動きません。お見事!
そのまま試合は終了。3-3という大接戦でした。松本山雅FCはJ1初勝利とはなりませんでしたが、アウェーで引き分けただけでも価値ある試合結果となったと思います。
サンフレッチェ広島 vs ヴァンフォーレ甲府
試合会場:エディオンスタジアム広島
樋口新監督のもとで新たな体制を敷くヴァンフォーレ甲府を、サンフレッチェ広島がEスタにて迎え撃つ一戦です。
前半は終始サンフレッチェ広島のペースともいえ、FW佐藤選手の先制点も含めたシュート数本でヴァンフォーレ甲府のゴールを脅かします。
後半もサンフレッチェ広島の攻勢は続きますが、ヴァンフォーレ甲府側も惜しいシュートが散見し始めました。
しかし、最後はドウグラス選手の追加点でサンフレッチェ広島が試合を決定付けました。
樋口監督は昨年まで横浜F・マリノスを率いており、その際のサンフレッチェ広島との戦績は5勝1分けだったとのことです。
サガン鳥栖 vs アルビレックス新潟
試合会場:ベストアメニティスタジアム
森下新監督を迎えたサガン鳥栖は、2シーズンで4連敗中の対戦相手であるアルビレックス新潟とのホーム開幕戦です。
開始早々ともいえる13分、早速アルビレックス新潟のラファエル・シルバ選手が先制点を決めています。
その後も攻めの姿勢を見せるアルビレックス新潟でしたが、アクシデントで選手交代。さらには交代した大野選手が代表にも選ばれた豊田選手へのファウルでPKを献上。豊田選手がきっちり決めて同点となります。
一進一退の攻防が続き、勝負は後半に移ります。そして、フリーキックから池田選手が綺麗にボールをゴールに納めて逆転を果たすサガン鳥栖。
1点のビハインドで懸命に追うアルビレックス新潟でしたが、ついに得点には至らず試合終了となりました。
横浜F・マリノス vs 川崎フロンターレ
試合会場:日産スタジアム
横浜F・マリノスは同郷の川崎フロンターレを相手に「神奈川ダービー」となる開幕戦を迎えています。
昨シーズンでは、この対戦カードを2戦とも横浜F・マリノスが勝ち取っていましたが、今シーズンの開幕戦では試合開始も早々に新加入のエウシーニョ選手が川崎フロンターレに先制点をもたらしています。
追う立場となった横浜F・マリノスは続く16分、小林(祐)選手がロングパスから上手く合わせて同点弾を決め試合を振り出しに戻します。
その後は撃ち合いが続きましたが、スコアを動かしたのは再び川崎フロンターレ。見事な連携から最後は小林(悠)選手が追加点をあげリードを奪います。
互いにシュートチャンスを作るものの、しっかり防ぐ一進一退の攻防は大久保選手がシュートを決めるまで続きました。結果的にはこの得点が決勝点となりました。
ヴィッセル神戸 vs 柏レイソル
試合会場:ノエビアスタジアム神戸
ネルシーニョ新監督を迎えたヴィッセル神戸は、昨シーズンまで同監督が率いていた古巣の柏レイソルを相手にホームでの開幕戦となります。
両チームとも新体制ながら因縁のある対戦カードですが、前半戦はスコアレスドローでシュート数も伸びません。
2枚の交代カードを用いて変化を図るヴィッセル神戸でしたが、先制点は柏レイソルにもたらされました
その後も少しずつシュート数を重ねていく形となりましたが、結局はこの先制点が決勝点となり、静かなスコアのまま試合を終えました。
湘南ベルマーレ vs 浦和レッズ
試合会場:Shonan BMWスタジアム平塚
昨シーズンの首位争いやACLに参戦するものの結果の奮わない浦和レッズは、開幕戦を湘南ベルマーレとのアウェーゲームで行うことになっています。
J2をトップで駆け抜け昇格した湘南ベルマーレは、その勢いも手伝ってかJ1開幕戦でもPKからの先制点を獲得することに成功しました。
1点ビハインドの形となった浦和レッズですが、その5分後にはセットプレイから見事にあわせた興梠選手のヘッドで前半のうちに同点に追いつきます。
調子の上がってきた浦和レッズは後半も攻勢に出て、宇賀神選手の豪快な2点目、クロスから那須選手の3点目と得点を重ねて地力の強さを見せ付けた勝利を飾りました。
以上、8試合でした。