先月は作者の体調不良のため休載でした。
ジャンプSQ.5月号(4月2日発売)の『ワールドトリガー』は、葦原先生の体調不良のため休載させて頂きます。(新型コロナ(COVID-19)ではありません)
— ワールドトリガー公式 (@W_Trigger_off) 2021年3月29日
現在、葦原先生は回復しております。
次号、6月号は掲載予定です。
よろしくお願いします!(担当)
今月はいよいよ、遠征選抜試験編のスタートです。
さっそく、玉狛第2のメンバーもそれぞれ別の施設に招集され、閉鎖環境試験が始まります。
施設はかなり狭そうな遠征艇の1区画という感じで、めっちゃ変なプリントの入ったTシャツに着替えて閉じ込められます。
遠征を想定した訓練ですので、施設内の設備は隊員のトリオンで補充することで電力や水が供給される仕組みらしいです。オール電化ならぬオールトリオン。
そして、試験開始にあたって、臨時隊長の人選コンセプトが語られます。
何が凄いって、月刊連載になって1話あたりのページ数が増えたとはいえ、11チーム×5人が一斉に動き出すのを1話で描き込んでいるという点。2話掲載だと週刊と対して変わら無さそうな作業量なので、葦原先生には本当にご自愛いただきたいところ。
各隊の臨時隊長が語るコンセプトは以下のような感じ。
歌川1番隊
機動力が高く、長期戦にも耐えうる部隊。
バックワームが標準の漆間がいろいろと未知数ですが、第1プール選択の時点では漆間とスナイパーしか残っていなかったですね。
第3プール選択時の「帯島と虎太郎が残ったのはラッキーだった」という内心のセリフは、アタッカー狙いではなく、オペレーターの志岐に配慮しての女子or年下男子を選択する意図のほうが強そうです。
王子2番隊
走れて剣が使えて面白そうな組み合わせの部隊。
まず驚いたのが王子の付けたあだ名で、仁礼光で「ハルニレ」が若村(=ジャクソン)以上に意味不明だったこと。光という漢字をバラして「ハル」と読ませているんですかね。春楡(ハルニレ)という花があるようで、花言葉は「威厳」「信頼」など。うん、関係なさそうですね。
女子が苦手な辻ちゃんと、賢さが不安っぽい光、帯島ちゃんでお互いにフォローしてね、という王子の言葉に、2コマで「……俺は?」というイコさんにツボりました。
柿崎3番隊
戦闘試験を見据えて、A級経験者を揃えた部隊。
選択権のなかった別役以外は、元A級隊員を採用しています。これから始まる第1試験には不安がありそうですが、第2試験では普通に強そうです。
北添4番隊
16歳組部隊。
オペレーターの染井(16)と第1プールの選択が外岡(16)だったことで、気を使わなくて済む16歳で揃えた感じ。これは第1試験もスムーズに進めそうです。
騒がしそうな海くんの隣で菊地原が大変そうだ。
来馬5番隊
体力があってポジティブな部隊。
もともと隊長だとはいえ、鈴鳴第1とは違う部隊なので、引き締め役として弓場さんを採用しています。
第1、第2試験ともに長丁場となるので、この要素はどちらも重要になりそうです。さらに戦闘面でも十分に強い。
古寺6番隊
トリオンは少ないが機動力と協調性に富んだ部隊。
修以外と絡むときの木虎がどんな感じなのかあまり出てきてない気がしますが、それ以上にオペレーターの六田が腰引けててどうなるやら。
二宮8番隊
クジ運が良かったので東さんと雨取を取った…部隊。
結局、コンセプトが語られていませんが、絵馬選択の説明にはオペレーターの加賀美のことを考えてスナイパー3人で揃えたらしい。
余計なことを言うなという絵馬のジェスチャーに、ちょっと考えて説明したセリフなので、本当かどうかは未だわかりません。
水上9番隊
頭いいやつ集めた部隊。
ヒュースからも評価されていますが、水上は目立った活躍こそしていないものの、かなりの曲者という印象。
コンセプトの説明に荒船さんと樫尾は納得していましたが、照屋はちょっと疑い気味で一度も視線を外しませんでした。その上で全く焦っていないあたり、韜晦が上手そうです。
村上10番隊
選択時点で1番いい駒を採っていった部隊。
オペレーターがB級1位の氷見なので、どんな陣形でも対応できそうであり、堤、熊谷、蔵内と、部隊に副隊長というポジションがあれば間違いなくこいつらだろうという人選なのは、補佐役を求めた部分は確かにありそう。
村上のサイドエフェクトは学習能力の高さであり、これは戦闘面に限らないので、もしかしたらこの試験で思わぬ成長が見られるかもしれません。
若村11番隊
その時その時で1番 良さそうに思えたやつを採った部隊。
第1、第2試験ともに不安要素が多いですが、展開が楽しみでもある部隊です。
あらかじめヒュースに関するフォローを入れているあたり、修の隊長っぷりも板についてきている感じです。柿崎さんは空閑に虎太郎のフォローを依頼しにきてたんですかね。
諏訪7番隊
勘で採った部隊。
204話の感想記事を書いたとき、くじ引きが原始的だと書きましたが、まさかトリオン製の特注品でした。
23巻の巻末おまけには、臨時隊長の事前アンケートがひっそりと公開されていますが、遠征に一緒に行きたくない人をあえてセットにした部隊がいくつかあるというのが諏訪さん談。
これも記事を書いたあとに読み返して気付いたんですが、実は修が事前アンケートに二宮さんを最後の1人として選んだときに、一緒に行きたくない人に香取を選んでるのがさらっと描かれているんですよね。
諏訪さんが香取を選んだときにも動揺してましたし、今話でも普通にバレてそうです。最終戦でトリガー構成を隠し通した修はどこへ行った。
そんな感じで第1試験が始まりました。
全部隊が同じ状況にあるので、如実に差が出そうなのが楽しみでもあり不安でもあります。