操作方法は左右とアクションの3つだけなのに、根幹のパズルがよくできているゲームです。
最大の特徴は、左右で動かすのがキャラクターではなく時間という点。
右を押しているとキャラクターが進むんですが、歩くルートはキャラクターが自分で選んでしまいます。左を押せば逆再生のように戻っていきます。
これだとプレイヤーが介入する余地がありませんが、アクションという行動がこのゲームをしっかりとパズルにしてくれています。
時を進めてキャラクターを動かし、特定の位置でアクションを行うと世界に何らかの変化が起こります。
その状態で時を戻していくと、世界の変化はそのままに、それ以外が元に戻っていきます。
こうなると、変化の内容によっては次に進むルートが変わったり、戻った先でさらなるアクションができるようになったりします。
序盤はチュートリアルも兼ねているので非常にわかりやすいギミックですが、ステージが進んでいくと、これが中々に手ごたえのあるパズルゲームになっていきます。
一応、4,5時間くらいでクリアできるボリュームなのかなとは思いますが、単にクリアしただけだとSteamの実績が半分も解除されていなかったので、やり込み要素はまだ結構ありそうです。
Steam以外にもiOSやAndroidのアプリ、Nintendo SwitchやPlaystation、XBOXなど、かなりの種類のハードでプレイ可能なので気軽に遊べるかと思います。
なお、途中で詰まりそうなポイントとして、左右で時間を操作しているから何も押してないときは時間が止まっていると勘違いしがちなんですが、特定の位置で止まった状態で発動するギミックもあったりします。自分は地味に気付くのに時間がかかりました。