ワールドトリガー 第237話を読んで

前回の感想を書いてから結構お話が進んでいますが、まだまだ遠征選抜試験編です。

ワールドトリガー 第227話を読んで

あれから毎月楽しませてもらってますが、また妄想が溢れる回だったので感想記事です。

今回も大いにネタバレを含みますので、以降はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3日間に渡る「戦闘シミュレーション演習」が決着しました。決着自体は先月か先々月あたりでしたが。

結果は見事、諏訪7番隊が3日目にダントツ1位を獲得することに。修の分析と発想を軸とした戦術がしっかりハマる形になりました。香取からの評価もちょっとずつ上がってる感があって良き。

総合成績でも3位に急上昇。総合1位は独走していた水上9番隊がトップ維持。総合2位は諏訪7番隊と組みつつ独自の戦略で追随する古寺6番隊。やはり閉鎖環境試験は頭脳チームが強い。

意外だったのが、「戦闘シミュレーション演習」だけに限った順位だとこうなりました。

  1. 歌川1番隊:13勝5敗12分 1750点
  2. 二宮8番隊:15勝4敗11分 1660点
  3. 古寺6番隊:11勝6敗13分 1610点
  4. 諏訪7番隊:10勝16敗13分 1590点
  5. 北添4番隊:10勝12敗8分 1540点
  6. 来馬5番隊:11勝12敗7分 1490点
  7. 水上9番隊:14勝7敗9分 1420点
  8. 王子2番隊:8勝10敗12分 1390点
  9. 村上10番隊:9勝11敗10分 1260点
  10. 柿崎3番隊:8勝13敗9分 1170点
  11. 若村11番隊:3勝16敗11分 650点

勝率と点数が一致していないのは、日によって点数配分が異なるためです。

しれっと歌川1番隊が1位となってます。3日間を通して安定して強かったです。

二宮8番隊と水上9番隊は1,2日目で圧倒していたため包囲網が敷かれる形になりました。最終日も似たような勝率だったはずですが、蓋を開けてみれば意外と点差が開く結果に。

諏訪7番隊は敗北数だけみれば若村11番隊と同じですが、3日目をターゲットにしていたのもあり、点数の大半が3日目に獲得した分(1240点)です。

 

 

そして、今回の妄想にも繋がってくるわけですが。

戦闘シミュレーション演習中に特別演習が出され、各チームに負荷をかけつつどうやって対処していくかが運営に見られるという状況。

1日目はランク戦が三つ巴、四つ巴になっている理由を考えろ、というものでした。この考察が結果的に修の分析に繋がる布石となっていました。

2日目はランク戦に新しいルールを追加しろ、というものでした。これは諏訪さんが対応したものあって、さらっと流されていました。太一が高得点を取っていた描写くらいでしょうか。そして3日目は特別課題がありませんでした。

この2日目の特別演習の掘り下げが今話で行われました。自分も色々考えてみればよかった…!

内容的には思いつけそうなものが多かったですが、菊地原の提案していた「相手のアバターが全員同じ姿に見える状態で対戦する」というのは目からウロコでした。相手が誰か分かればトリガー構成や戦い方まで判断できるのが当たり前であり、遠征先ならそれが通じないのもまた当たり前なので、すぐにできそうで成長にも繋がりそうなベストルールという感じでした。

あとはオリジナル改造トリガー。二次創作とかならいくらでも行われてそうなアイディアであり、玉狛第一の3人が実際に使っているのもあって面白そうではありましたが、否定意見として「誰かが作った『勝率が高そうな設定』を流用するだけになりそう」というのが刺さりました。実際、王子や村上、荒船みたいな独自のトリガー構成というのは少ない印象。とくにスナイパーはほぼ変わらずで、今回の遠征選抜の最初のチーム分けでも差別化が難しそうな感じでした。

そして、太一が提言したトリオン兵を部隊へ導入する、というもの。これが今回の重要なポイントでした。

閉鎖環境試験の5日目から始まる「特殊戦闘シミュレーション演習」は、各隊員が作成したトリオン兵を操作ユニットとして使って行われるもの、というのが5日目の早々に特別課題として出される引きとなりました。

細かいルールはまだ公開されておらず、トリオン兵を作る「トリオン兵つくーる」という専用ソフトの詳細もよくわからない状態です。流石に全パラメータ999みたいなものは作れないと思いますが、特殊な能力がどれだけ付与できるのかは不明瞭です。

また、太一が提言したのは通常部隊+トリオン兵みたいな想定でした。ランク戦への追加ルールなので当然なんですが、特殊戦闘シミュレーション演習はトリオン兵のみで戦うっぽい感じにも読み取れます。主力が隊員かトリオン兵かでも作るトリオン兵の考え方が変わってきそうです。

各隊員が1体以上作れるってことなので、種類や数の制限もわかりません。作ったトリオン兵は全て使わなきゃいけないとか、勝敗の決め方が撃破数なのか拠点防衛・拠点攻撃なのか、気になるところはたくさんあります。この辺りは今後のお楽しみです。

 

ということで、今回は限られた情報の中でどんなトリオン兵が作られるのかを妄想したいと思いました。

索敵型

ラッドみたいな。どんなルールであれ相手の情報収集をするためのトリオン兵は有用だと思います。

隠密だったり飛行だったり小型だったり、バリエーションも豊富そう。

片桐隊の尼倉が持ってる強化レーダーも気になってますが、これがバックワーム対策であれば、似たようなことができるトリオン兵はいると便利。

爆撃型

イルガーみたいな。ゾエさんの強みでもありますが、範囲攻撃できるユニットは基本的に使いやすい。TDでも基本の1つ。

特に撃破数が重要になるなら小型処理の役に立ちます。バンダーとか、アイビスやメテオラの千佳もこの分類。

狙撃型

スナイパー。ボーダー隊員の場合、寄られると厳しいという明確な弱点がありますが、トリオン兵であれば飛行型ってのが組み合わせられます。

反撃できない位置からの狙撃はそれだけで相当な脅威だと思います。移動時は隠密(カメレオン)とかだとなお良し。

白兵型

モールモッドやラービット、アイドラみたいな。トリオン兵を動かすのがボーダー隊員なので、動かし方が一番わかりやすいシンプルなユニット。

ただ、太一とかA級隊員みたいな遠征経験者であれば選ばなそうなタイプでもありそう。

攪乱型

あえていうならドグみたいな。戦闘の邪魔をする低コストな小型トリオン兵のイメージ。

光や煙などで視界情報を妨害したり、ダミービーコンみたいに相手のオペレーターへの情報攻撃を仕掛けたり。こいつと狙撃型の組み合わせが強そう。さすが東さん。

罠型

トラッパーや置きメテオラみたいな。これも低コストであれば雑に使えそう。

ある程度まで近づけば誘爆したり、まさに地雷みたいにしたり、スパイダーと組み合わせたり。

拠点防衛であれば非常に役に立つと思います。

防衛型

とにかくシールドやエスクードみたいな機能を搭載したタンク。相手の攻撃だけでなく進行を妨害するようなタイプもあり。攻撃の反射なんてのは強すぎるか。

相手の遠距離高火力を防ぐなら必須だろうか。ある程度までダメージが蓄積したら爆発するのも厄介そう。ばくだんいわ

その他型

どこまで組み込めるのかわかりませんが、ラッドのイレギュラー門やミラのスピラスキアみたいなワープ機能があれば急襲に使えそう。

相手のトリオン兵の操作権をはく奪するような機能だったり、相手の味方だと誤認させるようなトリオン信号を発信するような機能だったり、これは攪乱型かな。

アイドラみたいに何体か揃うと効果が上がるような機能も面白そう。等間隔で移動しながら任意の個体を繋げて間を攻撃するとか。

 

 

 

特殊戦闘シミュレーション演習も修が活躍してくれることを願う一方で、この辺りは太一やA級隊員が強そうなイメージです。ただ、古寺や木虎って遠征経験あるんだろうか。