外出先から自宅のNASに接続するためにVPNを導入しています。
ただ、最近VPNの調子が悪くて、接続してから5秒くらいで切断されることが多くなりました。
この状態でも、QNAP公式のQManagerなどのアプリでは普通に繋がるので、仕組みが違うのかなと思います。
ということで、この機会に別のVPNを試そうと思って調べてみました。
QNAPの公式サイトでは、4つのVPN接続方法が紹介されています。
QVPNサービス | QNAPデバイスへのセキュアなVPN接続 | QNAP
L2TPは今使用している接続方法で、OpenVPNは以前導入しようとしたものの難しくて断念しました。
残るはQNAP公式のQBeltと、規格として広そうなWireGuardというものがあるそうです。
評価表を見ると、伝送速度でWireGuardが飛びぬけていたので、使いやすさに劣りそうですが試してみることにしました。
QNAPでWireGuardを使用する場合、「QVPN Service 3」をインストールすることになります。
1つ注意点として、古めのQNAP製品だとQVPN Serviceのバージョン3がインストールできないかもしれません。WireGuardはバージョン3に含まれているので、その場合は少なくともこの記事は参考になりません。
また、クライアント側から接続するには公式からアプリが提供されています。
Windows、macOS、Android、iOS向けのアプリがありますのでご活用ください。
設定するにあたっては、結果的に以下の記事が非常に助かりました。
これを見ながら何度か試したら無事に接続成功しました。感謝。
自分向けのメモとして、サーバ側とクライアント側の設定でどこがリンクしているかをまとめました。
なお、公開鍵は全て手打ちで頑張りました。たぶん素直にIP Messangerとかで共有したほうが楽です。
上図以外だとiOS側ピア設定のエンドポイントとAllowed IPsを入力してますが、今再確認したら想定と違う値だったので、わりと適当でも繋がるかもしれません。繋がればOKです。
実際に使ってみると、設定さえ確立できれば思ったより早くて便利です。
もちろんVPN接続にしてはという枕詞が付きますが、安定して使えそうです。